「鎌倉殿」畠山殿、キレても恐ろしく聡明 次回ネット大荒れへ 最年少24歳中川が重厚演技
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は11日、第35回「苦い盃」が放送された。
執権北条時政(坂東彌十郎)と、背後で糸を引く後妻りく(宮沢りえ)の陰謀で、武蔵国介入に続き、北条嫡男毒殺の濡れ衣まで着せられ、誇り高き畠山重忠(中川大志)が覚悟を決めた。
「いわれなき罪で」と怒って拳を振り下ろして板の間が割れ、本領武蔵で戦支度をはじめると宣告。事を収めようと北条義時(小栗旬)が訪ねてきたが、聡明な畠山は先の先まで読んでいた。
ラストは夜の縁側で、義時と杯を交わしながら、静かな口調で「私を呼び寄せて討ち取るつもりではないでしょうね」「あなたはどちらにつくおつもりか、執権殿であろう。それでよいのだ」「しかし、よろしいかな」「北条の邪魔になる者は必ず退けられる」「本当に貴方が戦う相手は?貴方は分かっている」。悟りきり、時に微笑を浮かべて義時に説き続けた。
ドラマ初回から、演技派のベテラン俳優が揃う御家人役の中で、知勇に優れた武者に扮してきた最年少24歳の中川が、重厚な演技で、己を貫き続ける武士の鑑の姿を示した。
次回は第36回「武士の鑑」。ネット上は「辛すぎる」「理不尽すぎる」「やめてくれ」と早くも荒れはじめている。