【山田美保子のミホコは見ていた!】大人になった『少年たち』

 11日、新橋演舞場で行われた『少年たち あの空を見上げて』のゲネプロと初日前会見に行ってきた。

 会見でHiHi Jetsや美 少年のメンバーが何度も口にしたのは「ジャニーさんが愛した『少年たち』」。ジャニー喜多川氏の名前が「Eternal Producer」としてスタッフロールに記された本作は氏が1969年の初演から手がけてきた歴史ある作品なのである。

 当時のメインはフォーリーブス。ター坊こと青山孝史(旧芸名・孝、享年57)さんが“初恋の芸能人”である筆者は中学時代に同舞台を観ている。劇中曲の多くは当時から歌い継がれており、イントロが流れてきただけで様々な想いがこみ上げてきて胸が熱くなった。

 同時に、ジャニーさんがこの舞台を通じて描き続けてきた「若さゆえの苦悩や葛藤」と、しかし、その傍らには仲間や友が居て、力を合わせて一歩を踏み出せば、希望に満ちた明日が必ず待っていることを少年少女たちに発信し続けてきたことに改めて感動させられた。

 昨年に続いてメインキャストを好演しているHiHi Jetsと美 少年は演技やパフォーマンスで確実に成長しており、連続ドラマのメインキャストやクイズ番組、バラエティ番組への出演経験は彼らを“大人”に見せている。

 さらに「僕たちはジャニーさん子」と口を揃え、学んだ多くのことがパワーとなり、華麗なるパフォーマンスに繋がっていることを異口同音に話していた。

 「ジャニーさん子」なる言葉は、2010年、日生劇場で「少年たち 格子無き牢獄」に出演したKis-My-Ft2とA.B.C-Zも度々口にしてきた。多くの人気グループが受け継いできた「少年たち」だが、2グループのプライベートでの仲の良さや切磋琢磨しながらグングン成長していく様子。HiHi-がキスマイ同様、ローラースケートを駆使することなどが重なって、2010年の“エビキス”を観たときと共通する胸の高鳴りと感動を覚えた。

 そして、近年、外部舞台での主演が続く内博貴は後輩たちに発声のコツを指導したり、食事をごちそうしたりしながら、舞台上では最恐で凄まじい看守長役で貫録を見せつける。ジャニー喜多川さんが愛した舞台「少年たち」は大人へと成長し続けている。

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