舞台「鬼滅の刃」客席でアラーム 関係者か、観劇俳優が苦言「熱くなるほどの憤り」

 俳優・田村心が12日、公式ブログを更新し、舞台「『鬼滅の刃』其ノ参 無限夢列車」を観劇したことを報告した。コミックを原作にしたいわゆる2・5次元舞台。田村自身も「ワールドトリガー the Stage」に出演するなどしているだけに思い入れも強かった。2・5次元舞台では「個人的に特に心に残っている作品が2つある」とした上で、今回の「鬼滅の刃」は「特に心に残った作品3つ目になったように思えます。」と高く評価した。

 中でも、クライマックスの「煉獄vs猗窩座」の迫力には「本当にすごかった。あんな演出初めて見ました。息を呑んだ。」と感激。「あの瞬間あの空間こそまさに至高の領域でした。」と振り返った。

 長文で感激をつづった後に「こんな事普段やらないし やりたくもないんですけど 最後に一言だけ 愚痴を言わせてください。」と前置き。感想の部分の2・5倍ほどのフォントで「上演中に自分の斜め右後ろで体感10分に1回くらいのペースで4~5回アラームを鳴らし続けた恐らく関係者なにぃぃぃ????????????」と憤った。

 後半50分ほどは全集中できなかったようで「作品が良すぎた分 悔しくて、許せなくて 耳の周りが熱くなるほどの憤りを感じました。だって1回目鳴らしてしまった時点で電源切ればよくないですか...?」と正論。「何ヶ月も前からチケットを取って ワクワクして劇場に来て 役者さんたちのお芝居を観て 心動かされているのに なんでルールを守らない1人の人間にそれを邪魔されなきゃいけないんだ!!!!!!!!」と心の叫びをつづった。

 自身の経験上「劇場後ろの方の席の音だって 意外と舞台上にまで聞こえるんだからな!!!!」とピシャリ。「泣けてくる。 役者さんだって スタッフさんだって 時には命削って本気でやってんだ... お客さんだってそのたった1日を数年に感じるほど待ち望んで楽しみに劇場に来ているんだ。」と観客のみならず、出演者、スタッフの思いも裏切っていると指摘。「みんなでそんな素敵な空間を守りましょう。ルールを守って楽しく観劇しましょう。」と呼びかけた。

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