稲川淳二 アパレルブランド立ち上げ パラアーティストを育成 第1弾はTシャツ!
タレントで怪談家の稲川淳二(75)が、アパレルブランド「Inagawa-Arts-Collection’s」を14日に立ち上げることが13日、分かった。人を怖がらせることでは人後に落ちない稲川が、もう一つの顔である障がい者支援の一環として行っている、パラアーティスト(障がい者アーティスト)育成の性格を持つブランドとなる。
稲川は昨年、パラアーティスト育成を目的とするプロジェクト「稲川芸術祭」を立ち上げた。パラアーティストの作品を募集、発信して「誰一人も取り残さない世界への第一歩」を目指すものだ。
自身も障がいのある子を持つ親として長年、障がい者を支援する講演活動を行っており、発足にあたり「彼らは私たちが持ってない優れた才能をいっぱい持ってる。私たちが気付かないものを絵にしたり、形にできる」と語っていた。
「Inagawa-」は芸術祭から誕生したブランドで、芸術祭で受賞した優秀作品を商品化してネット販売するもの。第1弾として昨年、入賞した4人のパラアーティストの作品をTシャツ化する。サイズと54色から生地の色が選べ、価格は送料込みで3300円(税込み)。5%にあたる165円を印税としてパラアーティストに還元する。パーカ、タオル、バッグ、スマホケースなどの展開も予定している。
できあがったTシャツを着た稲川は「このデザイン最高ですねぇ!着てたらねぇ~、気分がうれしくなりました。間違いなく幸せをくれるうれしいTシャツですね」と満面の笑み。「素晴らしいパラアーティストの作品をこれから続々と商品化して、発売していきたいですね~。世界的なファッション・ブランドに成長して、ファッションショーが開けたら、いいですねぇ~」と意気込んでいる。
なお、今年の稲川芸術祭の作品の応募受付は9月末まで。11月に受賞者発表と表彰式を実施予定だ。