エリザベス女王のひつぎ 雨のロンドンに到着 バッキンガム宮殿へ
エリザベス英女王のひつぎが13日、北部スコットランドのエディンバラから首都ロンドンに運ばれ、70年の治世の大半を過ごしたバッキンガム宮殿に到着した。8日にスコットランドのバルモラル城で死去した後、首都に戻るのは初めて。雨天の中、宮殿周辺に多くの市民が集まった。
ひつぎは宮殿で一晩安置された後、英議会議事堂のホールで14日夕(日本時間15日未明)から国葬当日の19日早朝まで約4日間、一般市民の弔問を受ける。英メディアは、75万人以上がロンドンに集まり、弔問まで30時間ほど列に並ぶこともありそうだと伝えた。
国葬会場は議事堂近くのウェストミンスター寺院。昨年亡くなった夫のフィリップ殿下との結婚式を挙げ、即位に伴う戴冠式も開かれた女王にとっての思い出の場所だ。