神山智洋 幽霊連れた謎の男に 世界各国で上演された喜劇的舞台「幽霊はここにいる」

 ジャニーズWEST・神山智洋(29)が、舞台「幽霊はここにいる」(東京・PARCO劇場、12月8~26日。大阪・森ノ宮ピロティホール、来年1月11~16日)に主演することが14日、分かった。昭和を代表する作家・安部公房氏の代表作ともいえる戯曲。戦後の混乱が残る日本のとある町を舞台に、神山は、元上等兵でいつも幽霊を連れている謎の男・深川啓介を演じる。

 1958年に田中邦衛さんの主演で初演され、国内のみならず欧州など世界各国でも上演されてきた。幽霊と会話ができる深川が、ひょんなことで出会った男と「死人の写真 高価買います」というビラを町中に貼り珍商売を始めるという喜劇的作品。シュールかつナンセンスに満ち、コーラスなど音楽的要素も効果的に取り入れている。

 神山にとって、昨年の二人芝居「LUNGS」に続き2年連続の主演舞台。「先日、2年ぶりくらいに髪の毛を暗くしたらファンの方達がざわついたんですけど、答えはこれです!(笑)」と報告した。

 安部公房作品には初挑戦。主人公・深川について「親友の死を負い目に感じているし、人間の弱い部分を受け入れられなかったんだろうなと思います。僕は目に見えないものもめちゃくちゃ信じるタイプやし、幽霊もいるやろな。とは思ってますけど、この作品の中の、深川の周りの人たちは、疑う人も信じる人もいる。観に来てくださるお客様にも、深川を信じたり、疑ったりしてみてほしいな」と語った。

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