テレ朝玉川徹氏、角川歴彦容疑者「不自然だと思ってた」部下逮捕で賄賂否定「過剰」
テレビ朝日の玉川徹氏が15日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で東京地検特捜部に逮捕された出版大手KADOKAWAの角川歴彦容疑者について「不自然だと思ってた」と語った。
角川容疑者は、部下に当たるKADOKAWA元専務の芳原世幸容疑者、同元担当室長の馬庭教二容疑者が逮捕された時点で取材に応じていた。今月5日のインタビューでは「(贈賄は)全然知らないし、社員を信じますよ。(関与は)一切ありません」などと語っていた。
玉川氏は、角川容疑者のインタビューが6日に同番組でオンエアされた時点で「不自然だなと思ったんですよね」と語った。角川容疑者が取材の冒頭で「ぼくには分からない」と語っていたことについて「『分からない』って言ってるわりには賄賂ではないとか。賄賂っていう認識は『まったくありません』と強く否定したり」と整合性が取れないと指摘。部下2人が逮捕された段階で「会長としてそこまで自信を持って言えるのかな」と疑問視した。
さらに「『事実関係的に分かりません』っていう会見(取材)だったら、ああそうだろうなと思うんですけど」とコメント。「『そんな卑しいことはやったことがないんだ』と。そういうところまで言ってる。過剰だなという風に思ったんで、あの時不自然だと思ったんですね」と首をかしげた。