横山剣 クレイジーケンバンド25周年 海外でも俺の曲を聴け~ 長続きの秘けつ明かす

 今年、結成25周年を迎えたクレイジーケンバンド(CKB)のボーカル・横山剣(62)は、1997年の結成から初期メンバーとしてバンドをけん引し続けている。ドスの利いた歌声で人々を魅了し、特に代表曲「タイガー&ドラゴン」の「♪俺の話を聞け~5分だけでもいい~」という強烈なサビは聞いた者の頭から離れない。CKB結成当時の横山は37歳。遅咲きながら還暦を迎えてもなお、記憶に残り続ける音楽を創作する横山に話を聞いた。

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 あっという間の四半世紀を、横山は「何をやっても続かない僕らが音楽だけは続いちゃった。スタートが遅くて僕が37歳の時に結成されたバンド。37歳から25年だから、還暦過ぎちゃったね(笑)」と振り返った。

 6人で発足したCKBだが、現在は11人と大所帯に。CKBが続く秘けつを「スリーピースのバンドだったら3分の1で意見が強いけど、11人だから11分の1。人数が多いから続いた。僕らの序列は頂点が〝楽曲さま〟で僕らは〝しもべ〟というのもあるかもしれないです」と分析した。

 1曲がCKBの運命を変えた。02年に発表した楽曲「タイガー&ドラゴン」は、05年にTBS系ドラマ「タイガー&ドラゴン」のオープニングテーマに起用。インパクトのある歌詞が話題を呼び、ブレークにこぎつけて「あの曲のおかげで延命することができた。ハニートラップに引っかからないように慎重でした」と回想した。

 CKBがブレークするまで、横浜の港湾で輸出する荷物を検査する仕事に従事。初期メンバーも港湾関係の仕事に就いていたため、「休み時間を使ってレストランでミーティング。仕事前後にレコーディング」が日課だった。〝クレイジー〟とはかけ離れた、地道な活動によってヒット曲を生み出し、音楽一本で生活するに至った。

 25年で音楽の幅も広がった。CKBは「音楽ジャンルからの解放」がモットー。邦楽や洋楽など幅広くインプットし、横山の脳内に音が降りてくる瞬間を待つ。「良くも悪くもごった煮だけど、自分なりにミックスして新しい音を生み出す。刺激を受けるとおみやげがついてくる。海外でもCKBを聴いてもらいたい」。ジャンルや国境を越え、愛される音楽を創造し続ける。

 ◆横山剣(よこやま・けん)1960年7月7日生まれ、神奈川県川崎市出身。小学生の時に独学でピアノを弾いて作曲を始める。中学2年からバンド活動を開始し、横浜を中心に活躍。81年にロックバンド・クールスRCでデビューし、84年に脱退。97年にクレイジーケンバンド(CKB)を結成した。02年に楽曲「タイガー&ドラゴン」を発表、05年に同曲に由来するドラマ「タイガー&ドラゴン」が放送され、大ブレークした。

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