女優の満島ひかり（３６）が１７日、都内で映画「川っぺりムコリッタ」の公開記念舞台あいさつを共演の松山ケンイチ（３７）、ムロツヨシ（４６）、吉岡秀隆（５２）らと行った。

　川べりの古いアパート「ハイツムコリッタ」に住むさまざまな事情を抱えた住人たちの、ささやかな幸せを描く物語。自身のささやかな幸せについて問われたムロが「最近、天気も良くて涼しくなってきたのでジョギングしてる時かな。でも、今は西日本に台風が来ていて日本中が『台風過ぎればムコリッタ』と言い合っているじゃないですか」とジョークを飛ばし笑わせると、沖縄県出身の満島は「沖縄の人たちは、台風の目に入った瞬間みんなが突然レンタルビデオ屋さんに集中するんですよ」と、地元民ならではの光景を打ち明けていた。

　「ハイツムコリッタ」に引っ越してきた孤独な男・山田を演じた松山は封切りに「公開されるまでが僕たちの仕事。無事に公開できてホッとしています」と感慨深げ。「身の回りの小さな幸せにどれだけ気付けるかが必要な時代になってくると思う。そのいいヒントになる作品」と自信をにじませた。