姜尚中氏「岸田首相はピエロ」国葬強行は護憲のためと大胆予測【サンモニ】

 政治学者の姜尚中東大名誉教授が18日、TBS「サンデーモーニング」に出演。今月27日に営まれる安倍晋三元首相の国葬を決定した岸田文雄首相に対して「ピエロ」とやゆした。

 「個人的に哀悼の意を表することと国葬は別次元のこと。なぜ国葬なのかというと、僕は憲法改正に弾みを付けたいと、安倍さんの宿願は憲法改正でしたから。しかし、これは岸田政権のオウンゴールだと思います。これによって憲法改正は遠のいた」と予測した。

 「自民党の憲法草案は、緊急事態条項や家族条項を見ても、旧統一教会の考え方と似通っている。それで、国民はおかしいんじゃないの?と思うパーセンテージは増えている」と分析。それでもなぜ、国葬を強行するかについて「岸田さんは宏池会だからさすがに護憲派なのかなと。自分が意図しない結果を自分でやってしまうという。これは歴史的にピエロということですね」「歴史は悪巧みをして、意図しないことを導き出すことがある」と大胆な推論を立てた。

 その上で「岸田さんの師匠の古賀(誠)さんは喜んでいるじゃないでしょうか。これで国民は憲法改正はおかしいんじゃないかと考える人が増える」と予想した。

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