海老蔵長男、堀越勸玄くんの始球式に拍手喝采 父見守る 解説者「丁寧なお辞儀」と感心
「巨人-DeNA」(18日、東京ドーム)
歌舞伎俳優十一代目市川海老蔵の長男・堀越勸玄くん(9)が、プロ野球・巨人-DeNA戦の始球式に登場した。
11月に襲名予定の「8代目市川新之助」ちなんで、背番号8の巨人のユニホーム姿。登板前はベンチ横でタオルを使って投球練習するほど熱を入れていたが、直前は父・海老蔵に背中をさすられ、緊張の様子だった。それでも大きく息を吐き、マウンドに立つと歌舞伎の舞台のように堂々とした表情で、小さな体を目いっぱい使って投球した。
セットポジションからの投球は左打席を通過するボール球となったが、グラウンドに入る際は線を踏まず、ファン、両軍の選手に計16度も礼をする姿に、客席からは大きな拍手が送られた。解説の中畑清氏も「丁寧なお辞儀をするねぇ。真似したい」と感心した様子だった。
海老蔵のインスタグラムでは、勸玄くんがグラブを持った写真を投稿。ふたりで朝練に励んだことも伝えていた。この日は長女、麗禾ちゃんとともに見守った海老蔵は、登板後には勸玄くんの頭をポンポンとなでる様子もあり、インスタでは「よく出来たよ!」とつづった。
勸玄くんは2013年3月22日に生まれ、2015年11月歌舞伎座『江戸花成田面影』で堀越勸玄の名で初お目見得。22年1月新橋演舞場新作歌舞伎『プペル~天明の護美人間~』で、はる役を、同3月八千代座「市川海老蔵八千代座特別公演」にて『雨の五郎』の曽我五郎時政を勤めるなど、活躍している。
勸玄くんは球団を通じて「東京ドームで投げることができて、とても嬉しかったです。緊張はせずに楽しく投げられました。練習の成果は出たけれどボールが横にそれてしまったのは悔しかったので、また機会があればリベンジしたいと思います」とコメントした。