NHK総局長会見 エリザベス女王国葬中継の19日「絶えず台風情報も出していた」

 NHKメディア総局長会見が21日、東京・渋谷の同局で行われた。

 19日に「ニュース7」(後7・00)で放送枠を拡大してエリザベス英女王の国葬を生中継し、その後も関連特番「生中継 エリザベス女王国葬 愛された96年の生涯」を放送。同日は日本に大型の台風14号が上陸していたため、一部で災害情報を最優先すべきだったとの声が挙がり、それについて林理恵メディア総局長(59)が言及した。

 「エリザベス女王の国葬は世界中が注目する大きな出来事でしたし、視聴者の皆さまの関心が高いということで、そういったことも踏まえ、放送予定を組みました。『ニュース7』ですが、まさに国葬の開始が日本時間の19時だったということで、そこから生中継を交えた解説をお伝えし20時台も厚めにお伝えしましたが、大変多くの皆様の関心にお応えしたと思う」。特に「-愛された96年の生涯」では平均世帯視聴率は関東地区17・5%、関西地区19・5%(いずれもビデオリサーチ調べ)を記録し、手応えを口にした。

 台風情報については「17日の土曜日からかなりの時間をかけて最新情報をお伝えした。テレビ、ラジオ、インターネットでも、丁寧な情報提供に努めた。エリザベス女王の国葬の情報をお出しししている間も、(画面の)L字で絶えず台風情報も出していた。台風情報としては途切れることなく視聴者の皆様にお届けできた」と説明。「言わずもがなですが、私たちの一丁目一番地というのは、命と暮らしを守る放送、サービス」と話し、公共放送の役割を果たしたうえでの判断だったとした。

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