自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は21日、27日の安倍元首相の国葬を欠席すると明言した。共同通信の取材に「国民の6割以上が反対している。民意と違うことを国会にも諮らず実施しようとしている」と述べた。自民議員で欠席を表明したのは初めて。
村上氏は、首相経験者の佐藤栄作氏が内閣と自民党、国民有志による「国民葬」、中曽根康弘氏が「内閣・自民党合同葬」だったことを踏まえ「なぜ安倍氏だけ国葬にするのか」と疑問を呈した。同時に「英国のエリザベス女王の国葬と違い、皆が心から賛意を示しているわけではない」と指摘。「財政、金融、外交をおかしくした」とも語った。