旧統一教会・勅使河原氏、安倍氏国葬「個人的には賛成」 「報道特集」金平氏が質問
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の教会改革推進本部・勅使河原秀行本部長が22日、教団改革の方向性を示す会見を行った。勅使河原氏は1992年に合同結婚式に参加したことで話題となった人物。日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」は番組冒頭から速報で会見の様子を伝えた。
TBS系「報道特集」の金平茂紀キャスターも質問に立ち、安倍晋三元首相の国葬についても尋ねた。金平氏は「教会としては国葬が行われることについて、あってほしい事柄なのか、それともあってほしくない事柄なのか、どちらともいえないことなのか」と質問した。
勅使河原氏は「家庭連合として正式な見解は出ていないし、議論もされていない」とし、「わたしの考えで言うしかない」と前置き。「わたしは個人的に安倍元総理を大変尊敬しておりました。自由で開かれたアジア・太平洋構想というのは、歴史的に見ても、日本がその内容を打ち出してそしてアジアを指導したという点においても、まさに偉大な政治家であったとわたしは思っております」と安倍氏への思いを語った。
続けて「そういう点においては丁重に国をあげて葬儀をするということは、わたしは賛成です」と明言した。「わたし個人の意見としては」とあくまで教会ではなく個人の考えと強調しつつ、国葬への賛成をはっきり表明した。