西九州新幹線が開業 新幹線で最短の全5駅66キロ
西九州新幹線が23日、武雄温泉(佐賀県武雄市)-長崎で開業した。新車両「かもめ」が全5駅の約66キロを走行する。新幹線としては最も短い。1973年に福岡と長崎を結ぶ長崎ルートの整備計画が決定されてから約50年かけて実現した。
各駅で開業式典を開催。長崎駅では、JR九州の古宮洋二社長が「今日は新しい長崎市の初日。九州全体がもっと元気になることを祈念します」とあいさつ。午前6時17分に武雄温泉行き上り一番列車が出発した。
乗り換えでは、武雄温泉駅で新幹線と特急「リレーかもめ」が同じホームの対面に停車し、移動しやすくする。乗り換えを含めた最速の所要時間は博多-長崎が1時間20分、新大阪-長崎が3時間59分となり、ともに30分短くなる。