金平茂紀氏「報道特集」最後のレギュラー出演「厳しいお叱り」「心折れそうになった」視聴者に感謝

 ジャーナリストの金平茂紀氏が24日、TBS「報道特集」のキャスターとしては最後の出演をした。

 放送の最後に立って挨拶。「12年間にわたって、週に1度、皆さんとお目にかかってきました。この間、皆さんから厳しいお叱りの言葉を含めて、さまざまな叱咤激励をいただきました。ありがとうございました。何度か心が折れそうになったとき、皆さんからの言葉が支えになりました」と話した。

 手には木製のクリップボードが。「このクリップボードは僕の恩師の筑紫哲也さんが最後のオンエアまで使っていたものです。当時危うく捨てられそうになっていたものを、スタッフの1人が拾い上げて保管して、託してくれました」と、2008年に死去した「ニュース23」のキャスター、筑紫さんの形見であることを明かした。

 金平氏は「時代遅れの木製のボードですが、東日本大震災の被災地ですとか、福島第1原発の構内、あるいは、アフガニスタン、リビア、イラク、ウクライナ、ベラルーシ、ロシア、アメリカなどの取材現場に持って行きました。何のために報道というものをやっているのかを考えるとき、僕はこのボロボロになったボードを眺めていました」とコメント。今後は特任キャスターとして出演していくことを改めて報告した。

 挨拶を受け、共演の膳場貴子アナは「志は変わらず、番組をお伝えして参ります」と確認するように締めくくった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス