河瀬直美氏「泣きながら撮りました」 樹木希林さん最後の主演映画「あん」を回想
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映画監督の河瀬直美氏と俳優の永瀬正敏が24日、奈良市内で行われた「『なら国際映画祭 2022』クロージングセレモニー」に参加した。
河瀬氏が監督を務めた、故・樹木希林さんの最後の主演映画「あん」(2015年公開)を上映。河瀬氏は樹木さんの演技について「全てを言わないまでも、そこにある空気感が私たちに真実を投げかけてくる」と回想。「カメラを回している側も、泣きながら撮りました」と当時を振り返った。
一方、同映画でどらやき屋の千太郎を演じた永瀬。樹木さんとの思い出について「試写会の際に『幸せになってね』っておっしゃってくれて」と明かし、「千太郎に対しての言葉なのか、僕に言っていただいたのか、どっちか聞く前に天国へ行かれて。自分なりに希林さんにいただいた言葉を大事にしています」と思いをはせていた。