山上容疑者モデルの映画 国葬と同時に上映「彼は普通の非常に苦しんだ青年」元日本赤軍監督思い語る

 イベントに登壇した足立正生監督=都内
 イベントに登壇した足立正生監督(左)と主演のタモト清嵐=都内
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 安倍晋三元首相銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(42)をモデルにした映画「REVOLUTION+1」が27日、東京・渋谷で安倍元首相の国葬と同時刻の午後2時から上映された。

 日本赤軍の元メンバー・足立正生氏(83)が監督を務め、山上容疑者が家庭環境などから旧統一連合に恨みを募らせ、犯行に至る過程を描く。7月の事件発生直後に思い立ち、井上淳一氏との共同脚本で8月下旬から撮影。本編は未完成だが、国葬に合わせて26日から特別版を緊急上映している。賛否を呼び、一部の映画館では上映中止になるなど、波紋を呼んでいる。

 国葬開始時間には、武道館から足立監督が中継で、現地の様子をリポート。トークショーでは「『作った映画見てくれ』ですませたいけど、国葬だけは許せない」と強い思いを語った。「批判は引き受けますよ。彼(山上容疑者)を絶対に英雄視しないことを前提としている。彼は普通の非常に苦しんだ青年である、それに尽きる」と見解を明かした。

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