米倉涼子 ブロードウェイ「シカゴ」降板 激しい腰痛と仙腸関節障害でドクターストップ
女優の米倉涼子が、急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害を患っていることが28日、明らかになった。11月に米ブロードウェイで、12月14~31日に東京国際フォーラムCで公演予定だったミュージカル「CHICAGO」は降板する。
米倉は、報道各社にあてたリリースで「ここ数か月毎日悩まされていた激痛がなかなか改善されず、身も心も出演準備にすら至らなかったのが本音です。今回お医者さまより身体的負荷の高い舞台出演は難しいという診断を受けました」と告白した。
さらに「それでもCHICAGOという夢の舞台の25周年記念公演、何としても出演したくて出来る限りのトレーニングと治療を日々頑張ってきたのですが、観てくださる方の心を揺さぶるコンディションには到底値しておらず、この度の苦渋の決断が大変悔しく、本当に残念です」と無念の思いを吐露した。
米倉が患った仙腸関節障害とは、骨盤にある仙骨と腸骨の間をつなぐ仙腸関節に不適合が生じ、激しい痛みをおぼえるという。
米倉は2008年に同作の日本語版で始めて、主人公ロキシー・ハートを演じ、12年にはブロードウェイデビューも果たした。以降、17、19年にもブロードウェイで上演。今作が4回目となる予定だった。現在と同じミュージカルとして上演されてから25周年の記念公演。米倉にとっては自身のブロードウェイデビュー10周年でもあり、節目の年に聖地のステージに上がるため、並々ならぬ意気込みで臨んでいた。
同作は、「ブロードウェイ25周年記念トリビュート、CHICAGOオールスターズ・カンパニーとして、ロンドン・ウエストエンドのキャストを中心に世界ツアーを続ける実力派メンバーで上演するという。
各プレイガイドで払い戻しにも対応する。