ＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」は次回１０月２日に第３８回「時を継ぐ者」が放送される。初代執権の北条時政（坂東彌十郎）に、息子北条義時（小栗旬）が退陣を迫り、時政と継母りく（宮沢りえ）が鎌倉殿の交代で権力奪還を狙う暴挙に出た。物語は山場を迎える。

　公式ＨＰに掲出された次回予告では、りくが「夫は死ぬつもりでいます」と声を上げ、姉政子（小池栄子）が義時に「子が親を殺すようなことだけは、あってはなりませぬ」と激しく迫っている。

　義時の「鎌倉を守るためなら父も子もない」の声が流れ、映像では義時が呼び出したのか２代目暗殺刺客のトウ（山本千尋）が庭に控えている。

　トウは第３３回「修善寺」で、義時の命を受け二代鎌倉殿・源頼家（金子大地）の暗殺に向かい、任務を果たした後に、１１年前の任務の際に両親の命を奪った師匠善児（梶原善）に復讐。それ以来の登場となる。

　ネット上は「予告にトウが映ってた」「来週、トウが出る！」「トウちゃん出てきたってことは…あぁ…」「誰を始末するの…」「トウがまた出るって事はそういう事ですか？！追放だけ済ませて下さい！」「次回トウに与えられた仕事とは？　まさか…」「平賀殿」と反応する投稿が続いている。

　【第３８回「時を継ぐ者」】

　激しさを増す北条親子による主導権争い。

北条時政（坂東彌十郎）とりく（宮沢りえ）は、三浦義村（山本耕史）に命じて源実朝（柿澤勇人）を屋敷へと連れ込み、鎌倉殿の座を娘婿・平賀朝雅（山中崇）へ譲るように迫る。対する義時（小栗旬）は、泰時（坂口健太郎）、時房（瀬戸康史）、八田知家（市原隼人）らを引き連れ、時政の屋敷を包囲。攻め込む機会を慎重に見定めていた。張り詰めた空気が鎌倉を覆う中、政子（小池栄子）は…。