元棋聖・“火の玉流”有吉道夫氏、死去 87歳、史上8位1088勝

 元日本将棋連盟常務理事で、引退棋士九段の有吉道夫(ありよし・みちお)氏が27日、誤嚥性肺炎のため死去した。87歳。岡山県出身。葬儀・告別式は30日午後1時から兵庫県西宮市高畑町2の25、エテルノ西宮で。喪主は妻美智子(みちこ)さん。

 岡山県備前市に生まれ、同郷の大先輩でもある故大山康晴15世名人に弟子入りし、1955年、プロ棋士の四段となり、79年に九段昇段。“火の玉流”と呼ばれる激しい攻めでファンを魅了した。

 名人戦挑戦者を決める順位戦は、最上位のA級に通算21期在籍。タイトル戦には9回登場。69年に師匠の大山名人に挑んだ名人戦7番勝負は、3勝2敗とリードしながら逆転負けしたものの「師弟の名勝負」として記憶されている。73年に棋聖を1期獲得。2010年に現役を引退した。通算成績は1088勝(史上8位)1002敗。

 06年、旭日双光章を受章。1974年から89年まで連盟の常務理事を務め、将棋の普及に貢献した。

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