宮根誠司「姿勢を変えることなく皆さんの声取り上げる」 旧統一教会からの民事提訴受け
29日の放送の読売・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が同番組を放送する読売テレビと同番組に出演している弁護士に対して名誉毀損で民事提訴するとの会見を速報で伝えた。
番組冒頭、フリーアナウンサーの宮根誠司が「さきほど旧統一教会が、このミヤネ屋を放送します読売テレビなどを提訴することを明らかにしました。旧統一教会側が出演者の発言が『名誉毀損』にあたると主張しています」と、会見したことを紹介した。
番組では、午後1時ごろに旧統一教会側が行った記者会見の模様を放送し、①紀藤正樹弁護士と読売テレビ②本村健太郎弁護士と読売テレビ③八代英輝弁護士とTBSテレビを、それぞれ名誉毀損で2200万円と謝罪広告、謝罪放送を求める民事訴訟を起こしたことを伝えた。「ミヤネ屋」に関しては、番組出演者の発言が教団の社会的評価を著しく低下させたと主張していることも紹介した。
また、読売テレビの見解として「訴状を確認したうえで、今後の対応を検討致します。当社の考えにつきましては、裁判を通じて申し述べてまいります」とのコメントも紹介した。
宮根アナは「我々、番組『ミヤネ屋』としましては、私も含めスタッフ一同、これまで通りですね、旧統一教会の過度な献金、被害者救済、政治、政治家とのかかわりなど反社会性が指摘される教団の本質的な問題は、さまざまな声、意見を取り入れながら、伝えていき続けたいと思います」と今後の報道について言及した。
重ねて、「我々番組としましては、ちゃんと取材して、事実に基づいて、過度な献金があるのか。それから被害者の方がいらっしゃるのか、いらっしゃらないのか。いらっしゃるとすれば、どのように救済するのか。政治家との関わり、これがどのくらい深いのか、深くないのか。問題があるとすれば、姿勢を変えることなく皆さんの声を取り上げていきたいと思っています」と、報道姿勢を変えることはないと強調した。