宝塚“添い遂げ”退団の宙組トップ娘役・潤花「真風さんとご一緒できた奇跡に感謝」
宝塚歌劇宙組トップ娘役・潤花(じゅん・はな)が29日、兵庫・宝塚歌劇団で退団会見した。トップスターの真風涼帆(まかぜ・すずほ)と一緒に2023年6月の「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」東京宝塚劇場千秋楽で退団する。
この日は、真風からよく提案されていたというロングドレスで登場。白のシンプルなドレスで潤のスタイルのよさが際立った、アクセサリーは昨年の誕生プレゼントに真風から贈られたいうドロップパールのピアスだけで、「真風さんとご一緒しているつもりで」とはにかんだ。
6月の「FLY WITH ME」の前に真風から退団を伝えらると、「ご一緒に卒業させて下さい」と即答。真風からも「では最後まで一緒に」と返ってきたことを明かした。
潤は2016年初舞台で、真風とは10学年差。21年2月に2人目の相手役として宙組トップ娘役に就任した。それだけに28日に同時退団が発表されると、“添い遂げ”がトレンドワードになったほど。だが「真風さんと(2021年の)『ホテル ヴィッツラ ハウス』で初めて組ませていただいたときから、ご一緒に退団したいと思っていました」と最初から“添い遂げ”を決意していたことを振り返った。
そんな“最愛”の相手役への思いを問われると、一瞬感極まり「私は真風さんに居場所を作っていただいた」と声を詰まらせた。それでも「時間的にみると短いと感じるかもしれませんが、私は時間の長さよりも、真風さんとご一緒できた奇跡に感謝したい」と笑顔を見せていた。
今後は東京宝塚劇場「HiGH&LOW THE PREQUEL/Capricciosa!!-心のままに-」(10月15日~11月20日)、東京国際フォーラム ホールCでのリサイタル「MAKAZE IZM」(23年1月9日~19日)、そして退団公演は真風がジェームズ・ボンドに扮し、ゴージャスでロマンチックなミュージカル大作「カジノ-」で、宝塚大劇場は23年3~4月、東京宝塚劇場が5~6月の上演を予定している。