円楽さん弟子・伊集院光【コメント全文】尊敬してるうちは弟子 「二人会」夢のよう
落語家の三遊亭円楽さんが30日、肺がんのため死去した。72歳。所属事務所が公表した。8月26日に肺炎を患い入院し、肺炎が快方に向かった後に、肺がんの治療を再開したばかりだった。円楽さんの弟子として修行したタレント・伊集院光は所属事務所を通じてコメントを公表した。コメント全文は以下の通り。
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17歳の時に、学校にも行かずふらふらしていた時分に、師匠に拾っていただき、人間にしてもらいました。その後 僕は古典落語の道を諦め、紆余曲折あったものの「お前が俺を尊敬してるうちは弟子を名乗ったらいいさ」と温かい言葉をいただき、師弟関係を続けさせていただきました。ここ数年は、円楽伊集院光二人会を開催するなど、夢のような時間を過ごすことができました。「回復したら博多と札幌でまたやろうぜ」と約束していたのに、この文章を大人としてきちんとした定番の追悼の言葉でしめるべきなのでしょうが、まだ頭の中が整理できず、まとめることができません。もう少し心の中で師匠と会話をしてから、いろいろ話させてください。
伊集院光
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伊集院は1984年に当時は楽太郎だった円楽さんに弟子入り。三遊亭楽大と名乗り、88年には二つ目に昇進していた。その後タレントとしての活動が増え90年ごろに自主廃業したが、破門されたわけではなかった。2021年6月には「二人会」を行い、この時は伊集院が弟子として約30年ぶりに高座に上がっていた。今年4月3日にも福岡で「三遊亭円楽・伊集院光 落語親子会」を開催する予定だった。