円楽さん死去 各界から悼む声 林家三平「言葉が見つかりません」

 落語家の三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名会泰通=あい・やすみち)さんが9月30日、肺がんのため72歳で死去。各界から悼む声が上がった。

  ◇  ◇

 上方落語協会・笑福亭仁智会長「突然のことで驚いています。博多落語会の楽屋で、落語界をひとつにすると、さらりと私にお話されてびっくりしたことを覚えています。まだまだ、落語界のために居ていただきたかったので残念です。今はただ、心よりご冥福をお祈りいたします」

 桂文枝「つらくて、つらくて、悲しくて…。何年か前から、落語界がいくつかの団体に分かれていてはいけない。一つにしよう。と話し合ってきましたのに…。今、言葉が見つかりません」

 桂福団治「言葉もありません。落語の一翼を担って活躍された方でした。博多・天神落語まつりに私も呼んでいただきとても楽しい思い出がたくさんあります。また私の故郷三重での(文治祭りに)ご出演をお願いしておりましたが、誠に残念です」

 林家三平「円楽師匠のご逝去の突然の知らせに、驚きすぎて、悲しみで、言葉が見つかりません。心よりお悔やみ申し上げます」(ツイッターから)

 「笑点」プロデューサー福田一寛氏「これまで何度も病気を乗り越えられ、不死鳥のように復活されてましたので、今回も、いつかは笑点の舞台に復帰されると信じておりましたが、その願いかなわず本当に残念です。時には厳しく、あえて嫌われ役になって番組を支えていただき感謝の念に堪えません」

 日本テレビ取締役常務執行役員・福田博之氏「笑点メンバーの皆さんとともに復帰の日を楽しみにしていましたので、突然の訃報にただただ驚いております。円楽師匠には、なくてはならない存在として本当に長い間番組を支えていただき、感謝の念に堪えません」

 演芸評論家・矢野誠一氏「『笑点』に出たために売れて良かったという部分もあるのだろうが、悪役みたいなキャラクターから抜け出せなくなり、個人的には同情のような気持ちも感じていた。落語家としては先代の円楽さんの良いところを受け継ぎ、噺は明快で良かった」

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