猪木さん死去 ますおか増田が追悼 初共演でビンタ闘魂注入 翌日M-1優勝

 元プロレスラーで、元参議院議員の“燃える闘魂”アントニオ猪木(あんとにおいのき、本名・猪木寛至=いのき・かんじ=)さんが1日7時40分、心不全のため死去した。79歳だった。

 大のプロレスファンで知られるお笑いコンビ・ますだおかだの増田英彦が同日、「アントニオ猪木さんへの感謝」というタイトルでブログを更新。2002年に優勝した「M-1グランプリ」にまつわる猪木さんとの秘話を明かした。

 増田はプロレスのリングアナウンサーを志していた高校3年生の夏休みを回顧。「アントニオ猪木さんに手紙を書いた。『僕を新日本プロレスのリングアナウンサーにして下さい』 返信用に、切手を貼った封筒・便箋・ボールペンを入れて送ったけど、当然猪木さんから返事なんか来るはずがない。」と思い出を振り返った。

 その後、進学先で相方・岡田圭右と出会い、漫才師の道へと進んだ増田。「猪木さんと初めてテレビで共演できたのが、漫才師になって9年後、手紙を書いたあの時から15年後」とし、「番組の中でも猪木さんに書いた手紙の話もさせて頂き、生放送終了後、猪木さんに『明日、僕にとって大事な日なんで、闘魂注入して下さい!』とお願いして闘魂ビンタをいただいた。翌日『M-1グランプリ』優勝」と裏話を明かした。

 最後は、「猪木さんの言葉『この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足が道となる、迷わず行けよ、行けばわかるさ』踏み出した結果、こんな人生になってます(感謝)。」と思いをつづり、感謝した。

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