「補助金で黒字化の病院もいっぱい」と長尾医師 コロナ5類反対は医師自身では?の問いに
長尾クリニック(兵庫県尼崎市)の名誉院長・長尾和宏医師が2日、読売テレビで放送された「そこまで言って委員会NP」に出演。新型コロナウイルスについてコメントした。
「コロナが収束したら困る人たちがいっぱいいる?」という質問に長尾氏は「(日本での初期のコロナ対応となった2020年1月、2月)ダイヤモンド・プリンセス号の時の対応から間違ってた」と断言。自身は「あれ(あの時の感染事例)を見て、コロナの正体がそこまででない、と感じて、発熱患者さんを対応してきた。最初から怖いもんじゃない、5類(インフルエンザ相当)と思ってた」と説明した。
年中無休の在宅医療のクリニックを運営する長尾氏。2年半のコロナ禍で、2000人以上の自宅診療に関わり、死亡者がゼロであることも番組内で紹介された。
長尾氏は、日本医師会の前会長・中川俊男氏に対談を申し込んだが断られたこと、医師会館にも出向いて「ぜひ話を(聞いてほしい)」と申し入れたが、会ってもらえなかったことも明かした。
5類相当への引き下げについて、「反対しているのは医師自身ではないか?」との声には、「今のままでいい、と。補助金がおりたりするわけですよ、病院がね、それで黒字化してる病院もいっぱいありますから。これが(補助金)がなくなったらまた困る」と厳しい目を向けた。
withコロナについて、長尾氏は「学生さんたちは対面で授業を受けて、飲食店さんはワイワイ宴会してもらって、僕はいいと思います」とコメントしていた。