SPEED 3人で再集結 6年4カ月ぶり 新垣不在も島袋「気持ちは4人で一つ」
数多くのアーティストを輩出した芸能養成所「沖縄アクターズスクール」の大規模イベント「大復活祭」が2日、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われた。同スクール出身のDA PUMP、MAX、島袋寛子(38)、三浦大知(35)ら7組79人が出演し、全41曲を披露。島袋のステージには、上原多香子(39)、今井絵理子(39)がサプライズ出演し、約6年4カ月ぶりにSPEEDが“再集結”を果たした。
1996年のデビューから活動休止と再結成を重ねて歩んできたSPEED。歌手、政治家と、それぞれの道を歩む仲間たちが思い出の地で再会した。
沖縄アクターズスクールのマキノ正幸校長の長女で、元SUPER MONKEYSの牧野アンナ(50)が発案したイベント。本土復帰50周年の沖縄への恩返しを目的に、同スクール出身のアーティストが大集結した。
主催者サイドはSPEED4人全員での出演を打診。当初上原は出演を迷っていたが、話し合いを続け、本番3週間前に出演が決定した。3人がそろうのは、2016年5月以来6年4カ月ぶり。開演前のリハーサルを終えた島袋は「今まで通りの空気が流れていて驚いた」と居心地の良さに思わず笑顔。「イベントがなければ3人で集まるのはなかったと思うので、全てが奇跡のように重なった。うれしいですね、メンバーの顔を見られて」と声を高くした。
新垣仁絵(41)が出演せず、SPEED全員でのステージはかなわず。島袋は「それぞれの今を尊重している。踊る時にはヒッチー(新垣)のポジションはそのままで。気持ちは4人で一つです」と一体感を示した。
島袋の「今日は私一人でこの曲は歌えません!カモン」という呼び込みで、3人でデビュー曲「Body & Soul」を披露。ブランクを感じさせないパフォーマンスで3500人を熱狂させた。参議院議員となって以来、初のSPEEDとしてのパフォーマンスとなった今井は、5月に闘牛から落下して骨盤骨折。この日は軽やかなダンスと健在の美声で“完全復活唱”を見せ、「久々に歌とダンスを楽しませていただきました!肉離れしそうになりましたが」と笑った。