俳優の中川大志（２４）が主演音楽劇「歌妖曲～中川大志之丞変化～」（１１月６～３０日、東京・明治座など）で、自身が演じる昭和歌謡界の新星「桜木輝彦」名義で歌手デビューすることが２日、分かった。

　舞台の主題歌「彼方の景色」と劇中歌「失われた時に」の配信が２４日にスタートし、ＬＰレコードが来月６日に発売。３日からは「彼方の景色」のミュージックビデオが舞台の公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルなどで公開される。

　ＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」で畠山重忠を演じ“畠山ロス”を巻き起こした中川が、次は歌声で世間を魅了する。中川は「初の試みなのでとても楽しみ」とコメント。レコーディングについては「ものすごく想像力を働かせながら表現した部分が多かった」と回想。「昭和のヒットパレードのようで、すごくテンションが上がります」と自信をのぞかせた。

　同舞台で醜い風貌と不遇な宿命を背負いながら、昭和歌謡界の新星に変身する主人公を演じる中川。「曲を聴いてからお芝居を見ていただけると、歌詞の意味がより一層分かり、役がどういう人生を送ってきたかということを理解してもらえると思う」とＰＲした。