佐藤浩市&横浜流星「春に散る」W主演 浩市「漢たちの映画」流星「燃え尽きます」
俳優の佐藤浩市(61)と横浜流星(26)が初共演することが4日、分かった。作家・沢木耕太郎氏の小説を原作にした映画「春に散る」(23年公開)にダブル主演する。
不公平な判定で負けアメリカに渡り40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾が、タッグを組んで世界王者を目指す、命を懸けた戦いの物語。ともに11月のクランクインに向けて、数カ月前からボクシングトレーニングに着手している。
翔吾に人生初のダウンを浴びせ、師となる仁一役の佐藤は、スパーリングを重点的に特訓。世界に挑戦する翔吾役の横浜は、中学生時代に空手の世界王者となった経歴の持ち主だが、イチからボクシングを学んでいる。週2ペースで基礎からシャドー、ミット、スパーリングなど1回2時間の練習を積んでいるという。
撮影に向け、佐藤は「世代が違うと異人種であるかのように距離を置く人達もいる昨今、世代を超え拳ひとつで明日の階段を登ろうとする漢たちの映画になると信じて臨みます」と闘志がみなぎる。
映画「糸」「ラーゲリより愛を込めて」などの瀬々敬久監督から手紙でオファーを受けたという横浜も「芝居と格闘技、心から好きなものを仕事でできる幸せを噛み締めながら、翔吾が言っていたように今しか無い一瞬の光を掴めるよう、燃え尽きます」と完全燃焼を約束した。