鈴木宗男氏、広島・長崎例にウクライナに停戦求める ネット「攻めてるのはロシア」
日本維新の会の鈴木宗男衆院議員が5日、公式ブログに新規投稿し、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対して「停戦に向け国際社会に強く発信してほしい」と求めた。
鈴木氏はこの日、参議院議員会館で行われた民間団体主催のガルージン駐日ロシア大使の講演に出席。ガルージン大使が「ロシアを代表する大使としてロシアの立場を見事に述べられていた。」と伝えた。
質疑応答では鈴木氏も発言。9月30日のプーチン大統領の演説の「私たちはキエフ政権に対し2014年に始めた戦争全ての敵討行為を直ちに停止し、交渉のテーブルに戻ることを求めます。」という部分を引用して「停戦に向けロシア側からも国際社会に強く発信してほしいとお願いした。」と伝えた。
さらに第2次世界大戦の日本も引き合いに出し「日本が半年早く降伏していれば東京空襲も沖縄戦争も、広島、長崎に核が落とされることはなかった。この悲惨な日本の経験をウクライナにはしてほしくないし、させてはいけない。一にも二にも停戦に向け、お互い努力すべきではないか」と強調した。
ネットでは「ロシアが停戦を求め、ウクライナが応じていない」という図式で語る鈴木氏への疑問の声も多かった。「ロシアのウクライナ侵略を妥当なものと考えているようだが根拠を示すべきだ。」「ガルージン大使はブチャの住民虐殺をフェイクだと言い放った人ですよ。」「攻めてるのはロシアだ。ならば停戦を促すのはロシアではないのか?」と反論されていた。