日本一のコント師を決める「キングオブコント２０２２」の決勝が８日、都内で行われ、結成１１年目のお笑いコンビ・ビスケットブラザーズが優勝。応募総数３０１８組の頂点に立ち、賞金１０００万円を手にした。

　審査員長の松本人志（５９）が「本当にレベルが高い」とうなるなど混戦を極める中、ファースト＆ファイナルステージ共に出場組唯一の４８０点台を記録。歴代最高得点の合計９６３点で完全優勝を飾り、３年越しに決勝でのリベンジを果たした。

　きん（３１）は「みんなに憧れられる偉大なチャンピオンを目指します！」と力強く宣言。吉本興業大阪本社所属とあって、原田泰雅（３０）は「劇場に人が来るようになって、大阪が盛り上がってくれたら」と期待を込めた。気になる賞金の使い道について、きんは「家族に恩返しができるお金。お父さんから欲しいと言われているレクサスを」と、高級車のプレゼントを約束していた。

　◆ビスケットブラザーズ　きんと原田泰雅（はらだ・たいが）のコンビ。きんは９１年４月２７日生まれ、香川県出身。趣味は野球。今年９月に、５年前に知り合った女性との結婚を発表。原田は９２年１月１０日生まれ、大阪府出身。趣味は漫画作成、特技は長唄。共にＮＳＣ大阪校３３期生。１１年４月１日結成。２０年に「ｙｔｖ漫才新人賞決定戦」優勝、「上方漫才協会大賞　文芸部門賞」受賞。