三谷幸喜氏「鎌倉殿」義時の最後は「ダークに」【ネタバレ】小栗「これをやるのか」
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は9日、本編の放送を休んで、出演者らが登場してのトーク番組「『鎌倉殿の13人』応援感謝!ウラ話トークSP~そしてクライマックスへ~」が放送された。MCを務めたのは元テレビ東京の佐久間宣行プロデューサー。佐久間氏はスタジオのトークを仕切るとともに、単独で脚本の三谷幸喜氏にもインタビューした。
佐久間氏がドラマの後半戦の見どころを直球質問。三谷氏は「唯一の希望は泰時(坂口健太郎)なんですよね。すべての登場人物の希望をかなえていく。坂口さんがピュアで一身に背負っている感じがよくて、ほんのちょっとですけど最終回にみんなが幸せになっていく」と説明した。
佐久間氏は主人公の北条義時(小栗旬)についても質問。三谷氏は「ぼくが思っている以上に結果ダークになっていく。最後幸せに亡くなるだろうか、彼なりの最後をきちんと描くべき」とした。「あんまりない、大河ドラマにはない主人公のラスト」とも語り、泰時の「ほんのちょっと」と合わせて、決してハッピーエンドというわけではないことを示唆した。
三谷氏は脚本を書き上げ、小栗と北条政子役の小池栄子にはメールを送った。2人からはほぼ同時に「最終回すごいです」と返信が来たという。
スタジオにいた小栗は、脚本を超える演技を期待する三谷氏に思わず「まずいっすね…」と苦笑い。一方で「すごく幸せでしたし、本当にこれをやるのかと。あのラストシーンで台無しにするわけにはいなかい」と気合を入れ直した。小池も「口があんぐり、想像だにしなくて。役者みょうりに尽きる」とインパクトのあるラストを予告した。