【山田美保子のミホコは見ていた!】橋本環奈「紅白」抜擢の理由 貢献度よりも抜群の好感度
「第73回NHK紅白歌合戦」の司会者が同局より発表された。大泉洋、橋本環奈、桑子真帆アナ、スペシャルナビゲーターとして嵐の櫻井翔という布陣である。
「この報せを聞いた時は現実感がなくただただ驚きに包まれました」とは橋本環奈のコメント。芸能マスコミとて同様だったのではないか。というのも、近年の「紅組」司会者は、川口春奈、二階堂ふみ、綾瀬はるか、広瀬すず、有村架純、吉高由里子、堀北真希…と、名前を見れば、同局のドラマのタイトルが浮かぶ女優ばかり。主に連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインや大河ドラマ、スペシャルドラマの主演女優ばかりだったからだ。
だが、橋本のプロフィールにNHKドラマは、2020年8月24日に放送された「戦後75年特集『戦争童画集~75年目のショートストーリー~』」しか見当たらない。しかも“役名なし”と記されている。生憎、筆者はチェックをし損なったが、大きな話題になったという記憶もない。いずれにせよ2年前の作品だ。
同局の音楽番組に2本出演した記録はあるが、2016年2月の「MUSIC JAPAN」と、2019年9月の「“シュガー&シュガー”サカナクションの音楽実験番組」、こちらはEテレである。果たして、その項に「~紅白歌合戦」の文字が加わった。あとは自身を主役にしたドキュメンタリー番組。BSプレミアムで6年前の作品だ。もう一つ、受信料に関する「NHK告知スポット」のCMというのも見つけたが、これは8年前の話。貢献度には程遠いだろう。
巷でも驚きの声が多いのだが、同時に「性格がいい」「いつも正直」「ポジティブ」「対応が大人」など彼女が出演したトークバラエティでの様子を理由に「橋本環奈」を積極的に推す声がとても多いのである。ネット民の間では、2023年度後期の連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインになるのではないかとの“予想”も出ている。NHKに大きく貢献するのは、これからということなのだろうか。
いずれにせよ、今後の橋本環奈から目が離せなくなった。「紅白」の彼女に期待している。