ロシア軍、ウクライナ全土に報復攻撃 少なくとも11人死亡、約60人が負傷
ロシア軍は10日、ウクライナの首都キーウなど全土をミサイルで一斉攻撃した。プーチン大統領は、クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋を爆発させたのはウクライナだと断定。緊急のオンライン安全保障会議で、「テロ」への報復としてウクライナの軍やエネルギー関連施設に大規模なミサイル攻撃を行ったと表明した。ウクライナ全土で少なくとも11人が死亡、約60人が負傷した。
キーウ市街地へのミサイル攻撃は6月以来で、中心部の高層ビルや児童公園の近くにも着弾。ウクライナのゼレンスキー大統領は「(ロシアは)私たちを滅ぼし地上から消し去ろうとしている」と非難した。プーチン氏は同様の作戦を続ければ「ロシアの対応は強硬なものになる」と軍事作戦強化を警告した。