紀藤弁護士「あまりにも非人道的」旧統一教会の会見中止要求「ミヤネ屋」で断罪
霊感商法の被害救済に取り組む紀藤正樹弁護士が12日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が二世信者の会見に横やりを入れたことに「あまりにも非人道的」と指摘した。
番組では今月7日に外国特派員協会で行われた元二世信者の小川さゆりさん(仮名)の会見について解説。会見では、旧統一教会が特派員協会にファクスを送り、中止を求めていたことなどが伝えられた。ファクスは現役信者である小川さんの両親の署名が入っており「彼女が言っているように、精神に異常をきたしており、安倍元首相の銃撃事件以降、その症状がひどくなってしまっていて、多くのウソを言ってしまうようになっています。そのため、この会見をすぐ中止するように」などと書かれていた。小川さんは気丈に会見を継続。涙を流しながら「心の症状については4年前に治っています」とし、教団の解散を求めた。
紀藤氏は「(旧)統一教会がファクスを送ってきたことは、あまりにも非人道的」とピシャリ。「人のプライバシーを(外国)特派員協会に説明して。その後の文言を見ると、特派員協会を訴えるみたいな、法的手続きまでね、におわせてる内容になってる」と旧統一教会の“行き過ぎ”を指摘した。さらにファクスを送るような行為についても「メディアに対する圧力、(元二世信者)本人に対する圧力を非常に感じますので、こういうことは辞めていただきたいと思いますね」と丁寧な言葉ではあるが、しっかりとNOを示した。