全世界で２億枚以上のアルバムセールスを誇る兄弟グループ「ビー・ジーズ」のドキュメンタリー映画「ビー・ジーズ　栄光の軌跡」が１１月２５日に公開されるのと、ビー・ジーズの「メロディ・フェア」「若葉の頃」などが使用された映画「小さな恋のメロディ」（１９７１年）が昨年、日本公開５０周年を迎えたのを記念して、「小さな恋のメロディ」の主演俳優、マーク・レスターとトレイシー・ハイドが今月下旬に来日することが１３日、分かった。

　「小さな恋のメロディ」当時、日本を含め世界的な人気子役だったレスターは「日本という素晴らしい国をまた訪れることになって、わくわく嬉しい気持ちでいっぱいです。日本には特別な思い出がたくさんあるんです」と来日を喜んだ。

　ビー・ジーズについては「僕はビー・ジーズの音楽が大好きで、『小さな恋のメロディ』を通して彼らに関われたことをとても誇りに思っています」と話している。

　当時、日本でも一躍アイドル的な人気を獲得したハイドは「『小さな恋のメロディ』の公開５０周年を日本で祝うことになり、わくわくどきどきしています。この映画が、私にとってと同じくらい、たくさんの皆さまにとっても大きな意味を持っていることを知って嬉しく思います。すぐにお会いましょう」と、来日の実現に感謝。

　ビー・ジーズについては「年齢の別なく世代を超えて愛されるアイコニックな存在で、まさに“今日という時代”のグループです。『小さな恋のメロディ』のサウンドトラックには、美しい思い出がいっぱいつまっていて、私にとっては生きてきた上でのあの特別な日々を象徴してくれるアルバムです」と語っている。

　ダニエル（レスター）とメロディ（ハイド）の初恋を瑞々しく描いた「小さな恋のメロディ」は公開当時、日本でも配収２億円、「メロディ・フェア」は５０万枚近いセールスを記録する大ヒットとなっている。

　ハイドは２５日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われる「小さな恋のメロディ」の特別上映で舞台あいさつを行う。チケットは１８日から劇場公式サイトでオンライン受付を開始する。

　また、「小さな恋のメロディ」とレスター主演の「卒業旅行」（７３年）が１５、１６、２２、２９、３０日に横浜・シネマノヴェチェントで、２３日に横浜・関内ホールで上映され、レスターとハイドのイベントが予定されている。