「鎌倉殿」暗殺刺客トウ、実朝事件で退場濃厚に 真の復讐は源氏滅亡か 公暁討ち取る説でネット沸く

 寛一郎が演じる公暁(こうぎょう)が登場する=NHK「鎌倉殿の13人」から 
 義時の館にて。のえ(菊地凛子)に「帰りは遅くなる」と伝える出仕前の北条義時(小栗旬)=NHK「鎌倉殿の13人」第39回から
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 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は次回16日の第39回「穏やかな一日」を含め、残り10話。歴史年表からは和田合戦、実朝事件、承久の乱と続き、作・脚本の三谷幸喜氏が衝撃と予告している最終回で北条義時(小栗旬)の最後が描かれるとみられる。

 北条家の刺客として仕えているトウ(山本千尋)が最終局面に絡むのではないかとの見方もあったが、9日に本編を休止して放送された出演者による「ウラ話トークSP」では、最近に収録されたとみられるトークで小栗が撮影状況を「今は鶴岡八幡宮の大階段、雪が降っております」と語り、撮影が実朝事件まで進んでいると説明。一方で、トウを演じている山本がインスタグラムで同時期の4日に出演場面の撮影が完了したことを「#お師匠終わりましたよ」と伝えており、トウは時期的に実朝事件での退場が濃厚となった。

 トウは1193年当時、梶原景時(中村獅童)の暗殺下人だった善児(梶原善)が、源頼朝(大泉洋)の命で源範頼(迫田孝也)暗殺の刺客として修善寺に放たれた際、範頼と農作業をしていた両親が一緒に落命。

 善児は幼かったトウに手を出すのは思いとどまり、弟子として育てた。第33回「修善寺」で刺客師弟が義時の命で二代鎌倉殿源頼家(金子大地)を襲撃した際に、トウは任務で深い傷を負った善児にトドメをさし、父母の復讐を果たした。

 ただ、トウは復讐後も北条の刺客として仕えている。これまでも頼家や、その長男・一幡も容赦なく暗殺しており、源氏の内紛に巻き込まれた両親の本当の仇は、頼朝の嫡流との見方も出ている。

 ネット上では「トウはきっと公暁を殺して舞台を去る」「公暁の最期に関わるのか否か」「トウがいるのは恐らく実朝を暗殺した後の公暁を始末するため」との予想も出ている。

 頼朝の血筋は、実朝事件とその後の誅殺や混乱の中で、実朝、公暁ら男子が途絶えて、事実上、源氏は滅亡。頼家娘の竹御所だけが残ったとも伝わっている。

 第39回の予告では成長した公暁役で寛一郎の姿がみられる。父佐藤浩市が上総広常を好演した。

 【第39回「穏やかな一日」】

 いまだ源実朝(柿澤勇人)と千世(加藤小夏)との間に世継ぎの誕生がなく、気にかける政子(小池栄子)と実衣(宮澤エマ)。義時(小栗旬)は、御家人たちが謀反を起こさぬように政の仕組みを改める。しかし、傲慢なやり方に三浦義村(山本耕史)、和田義盛(横田栄司)らが不満を募らせていた。一方、泰時(坂口健太郎)は慣れない和歌に悪戦苦闘し、源仲章(生田斗真)に相談を持ち掛ける。そんな中、成長した公暁(寛一郎)が…。

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