高畑淳子 祖母役を一手に引き受ける?「大きな野望を抱いています」
女優の高畑淳子(68)が91歳の祖母役を演じる舞台「4000マイルズ~旅立ちの時~」の取材会が20日、大阪市内で行われた。
NHK朝ドラ「舞いあがれ!」では主人公・舞の五島に住む祖母・祥子役が好評を博した。今回はマンハッタンに住むヴェラと孫のレオ(岡本圭人)のヒューマンドラマ。「朝ドラだと本当の白髪で演じたけど、舞台の場合は…最初は入れ歯を入れていない状況で登場するんですけど、さすがに歯を抜くのはイヤだし」と茶目っ気たっぷり。
初めて祖母役を演じたのが50代。女優が母から祖母役への転換期も「私は全然傷つかない。逆に年老いていることに気付かない、美しいままでいようとする老女優にはなりたくない」とニヤリ。今回も実年齢より20歳以上の年上の役だが「おばあさん役は面白い。これまで草笛光子さん、黒柳徹子さんがおやりになっているんですが、そろそろその市場を頂けたら」と笑いを誘う。「今回、上手くいけば…と大きな野望を抱いています」と祖母役の第一人者への名乗りをあげた。
「舞いあがれ!」の祥子は「自然を相手に戦っている人には勝てない。理屈をこねず、平易な言葉で多くを語らない」という。一方のヴェラは「もっと人間くさい」と分析。「精魂込めて演じるので、きっといいものになるはず」と胸を張った。
12月12日~28日東京・シアタークリエ、2023年1月7日~9日大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティなどで上演される。