八代弁護士「私達も訴えられた」 旧統一教会は「メディアで批判されること嫌がり続けた」
八代英輝弁護士が21日、TBS系「ひるおび!」に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が20日に行った会見について言及した。
番組では、教団の教会改革推進本部・勅使河原秀行本部長が行った6度目の記者会見について議論。元妻が旧統一教会信者で、被害を訴えている高知県の男性が、自宅をアポなしで訪ねてきた勅使河原氏から「これ以上メディアで出ないでほしい」と言われたと主張していることに対して、勅使河原氏が会見で「言ってません!」と真っ向から否定したことを紹介した。
八代氏は、二世信者の女性が7日に会見を行った際に、教会側が会見の中止を求めたことを挙げて、「明らかにメディア封殺を求めてきた。これは教団本体がやっていること」と指摘。被害男性が訪問を拒否したにも関わらず、勅使河原氏が男性の自宅を訪問したことについて、「そもそも単身で行くべきではない。教会の改革と被害者に寄り添うとか家族に寄り添うということを考えていらっしゃるんであれば、まず被害者が望まないことをすべきじゃない」と切り捨てた。
八代氏は、さらに「私達も実は訴えられているわけですよ、弁護士さんに」と、旧統一教会から「名誉毀損」で同番組と八代氏が訴えられていることに言及。「実際、教会の会長さんがメディアの批判も展開してますよね。この団体っていうのは、メディアで批判されることを、ずーっと嫌がり続けてきたわけですよ。それで、『メディアに露出してほしくない』って言われたら、“そりゃ、言ったんじゃないですか?”って当然思われますよ」と指摘。「それを否定するんでしたら、単身で行かれたご自身が、その方法がそもそもまずかったんじゃないですか」と疑問を投げかけていた。