鈴木宗男氏「問題視されることか」 教団側の自民議員への「推薦確認書」署名要求

 日本維新の会の鈴木宗男参院議員が21日、自身のブログを更新。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体が、自民党所属の国会議員に「推薦確認書」に署名を求めたとされる問題に関して、「大きく報道されているが、問題視されることだろうか」と疑問を投げかけた。

 鈴木氏は「選挙の際、さまざまな宗教団体はそれぞれ推薦や支持を打ち出す。共通の価値観、考えがあってのことではないか。旧統一教会に限ったことではないのに、どうして差別的とも受け取れる報道になるのかと不思議に思う」と持論を展開した。

 さらに「例えば、憲法改正反対の宗教団体が自民党候補者を推薦しているケースもある。勿論、憲法改正推進の宗教団体がそれぞれ推薦している例もある。当然の事を何か問題だと扱う、扱われる状態、状況に、何か腑に落ちない」とつづった。

 続けて「合わせて『公正、公平を旨として』と普段強調している政党、政治家が、一方的な判断で批判をする事に釈然としない。これで良いのかと自問自答する次第だ」と述べた。

 「信仰と政治倫理の問題は全く別の問題である。いわんや霊感商法、詐欺まがいの悪徳商法に宗教団体が関係することは言語道断である」と反社会的な行為は別と断りつつも、「その上で問題をきちんとわけて議論すべきではないか。興味本位の取り上げは、良い事ではない」と持論を述べた。

 旧統一教会が20日に行った会見で、関連団体が国政選挙で自民党の国会議員に「推薦確認書」への署名を求めたことを認めていた。また、自民党の斎藤洋明衆院議員が「推薦確認書」に署名したことを認めている。

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