9歳・藤田怜央初段 公式戦白星デビューならず 囲碁最年少プロ悔しさ見せる
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囲碁の最年少プロ、藤田怜央初段(9)は25日、大阪市の関西棋院で打たれた第48期新人王戦予選で渡辺貢規四段(25)に敗れ、公式戦白星デビューはならなかった。
9歳6カ月での公式戦対局は、仲邑菫三段(13)の10歳1カ月を更新する最年少記録。今期新人王戦での敗退が決まり、次の公式戦は11月以降になる見込み。
序盤から苦しい展開に陥り、気合を入れるかのように上着のパーカを脱いだが、挽回できなかった。終局直後、緊張したかという問いかけにうなずくのが精一杯で悔しさをのぞかせた。
藤田初段は、関西棋院が新設した英才特別採用で、9月に最年少の9歳4カ月でプロ入りした。