「週刊連載では」がトレンド入り 「ダイヤのA」寺嶋裕二氏コメントにファン期待
「週刊少年マガジン」で連載されていた人気野球漫画「ダイヤのA act2」が26日発売の同誌48号で完結した。2006年に連載がスタートし、足かけ16年続いた連載が終了した。
物語は、主人公・沢村栄純らが所属する青道高校が甲子園出場を決めたばかりというところ。これから甲子園での熱闘が始まるというタイミングでの終了にネットでは「打ち切りみたいな終わり方しててすんごい悲しい。」「この終わり方だとさ!もし10年後20年後にまた寺嶋先生が書きたくなった時、いくらでも書けるじゃん!!」とファンの複雑な思いが交錯した。
作者の寺嶋裕二氏はこの日「ダイヤのA」公式ツイッターにコメントを投稿し、自身の思いをつづった。「今日発売のマガジンに特集と巻頭カラーで最終話載っています。色んな思いがありますが、これまでダイヤのAを読んでくれた読者の皆さんありがとうございました。」と感謝。さらに大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手やソフトバンク・千賀滉大投手らも最終回企画に協力しており「同じプロの方々から頂いたコメントも感激しつつ、しっかり胸に刻みました。」とコメントした。
連載終了については「体力的に週刊ペースで原稿があがらなくなってきた事。納得いかない絵が増えてきた事。取材に行く時間を取れなくなった事。他にも理由はいくらでもありますが、何より自分自身が元気のない沢村を見たくなかったし、無理して話を進め、みんなの進路や人生を雑には決めたくなかった。」と説明。スケジュールの中での作品のクオリティーを保つこと、キャラクターたちに“想像の余地”を持たせることなどを理由に挙げた。
続けて「なので週刊連載でのダイヤのAはここで区切ることにしました。最後までわがままを聞いてくれた担当さん、編集部の皆さんには感謝しかありません。とりあえず、東東京の決勝、コミックス作業を終わらせて、これからのことはゆっくり考えます。最後にバカでギラギラした沢村が描けて嬉しかった泣(寺)」とあいさつした。
この「週刊連載での」という言葉にネットは即反応。他の媒体での続編の可能性と含んでいると判断したファンは「夢があって期待しちゃう」「続くと思っていい?」「今後act3が見られるかもしれないと、長期的希望を持っています」と夢を抱くコメントがあふれ、「週刊連載での」がトレンドワードとして急上昇した。