オリエンタルラジオの中田敦彦が２６日、テレビ東京系「あちこちオードリー」で、ワイドショーのコメンテーター時代は「テレビが求めるならいくらでもヒールレスラーになりますよ」という心情だったと明かした。

　中田はＴＢＳ系朝のワイドショー「ビビット」などでコメンテーターとして活躍していたが、当時を振り返り「コメンテーターって謎な仕事なんです」とコメント。

　中田がコメンテーターとして活躍していた頃は、文春砲が芸能人の不倫を報じまくっていた時。「一番盛り上がっていた」「辛いこと言わないと使われない」という時代だったといい、隣に座っていたテリー伊藤が辛らつコメントを発していたことから「俺、給料泥棒してるな、みたいな感じになる」「なんかコメントで刺さないと。でも面白い事を言う空気じゃない。人の不倫でボケてる場合じゃない」という気持ちから「１発目で辛いことを言った」ところ、ネットニュースとなり「ディレクターにほめられた」という。

　それで「ほめられたから、いきますって」とこれでエンジンがかかってしまい「あの時は単純に正義感。テレビが求めるならいくらでもヒールレスラーになりますよと」と仕事で求められていることに応えようと思っていたと振り返った。

　「スキャンダルの人もタレントやってるんだから、殴りかかってもわかるよねって、そういう気持ちだった」と、タレント同士ならテレビの事情も分かってくれると解釈していたというが「それどころじゃない。人として良くない」と今は反省。

　さらに辛口コメントを言われたタレントにも友人がいることから「友達もよく思わない。１０人刺したら１００人に嫌われる」と、コメントで刺したタレントだけではなく、その周囲からもよく思われず、その噂も中田の耳に入ってくるように。「調子こいてる」などとも言われたと打ち明けていた。

　オードリー若林正恭からは「そんだけ自己分析できるならブレーキかけられるでしょ」と指摘されるも、中田は「人の感情を読んだり、ブレーキをかけるのが苦手」だとも話していた。