田中聖被告 公判、傍聴席最前列に両親「家族に申し訳ない」 嘘は「家族に迷惑かかると」

 覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われたKAT-TUNの元メンバー、田中聖被告(36)の第二回公判が27日、千葉地裁松戸支部で開かれた。初公判時と同じく黒髪、黒縁眼鏡、黒スーツ、黒マスク姿で出廷。被告人側に近い傍聴席の最前列には、両親が険しい表情で見守った。

 今回の争点は、田中被告が覚醒剤の入手経路の供述を翻した点。所持していた覚醒剤は当初、密売人の連絡先をもらって購入したと話していたが、以前から自宅のウォークインクローゼットにある箱に保管してあったものと供述を変更。検察から“嘘”について厳しい追及がなされた。

 嘘をついた理由について、田中被告は「とにかく焦っていた。家族に迷惑がかかると思って」と説明。2月の前回逮捕時に家宅捜索を受けており、検察に「(警察が箱を)見つけられなかったと思っているのか。場所を申告しなかった理由は」と問われると、「はい。箱の存在を忘れていた。記憶から消えていた」と主張した。

 再度薬物に手を染めた理由を「誹謗中傷などで不安やストレスがたまり、自分の甘さからしてしまった」と説明。現在、千葉県内の医療機関に通院中で「条件反射制御法」という治療を行っているという。5段階のうち、3段階目まで治療が進んでいるとして「家族に申し訳なく思っている。薬物を覚える前の自分に戻って安心させたい」と語った。

 次回公判は、11月29日。

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