元阪神・嶋尾康史 岡田監督にエール「期待しています」
プロ野球・阪神の元投手で俳優の嶋尾康史(54)が次期NHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜、前8・00)に出演することが29日、分かった。高知出身の植物学者・牧野富太郎をモデルにした主人公・槙野万太郎(神木隆之介=29)の波乱万丈の人生を描いた物語。嶋尾は万太郎の実家の酒蔵で杜氏を務める「寅松(とらまつ)」役を演じる。撮影に入っている嶋尾が、意気込みや思いを語った。
阪神は15年ぶりに再登板する岡田彰布新監督を迎え、新たなスタートを切っている。岡田監督とは現役時代、同時期にプレー。「よくご飯にも連れてってくれました。しかも、打たれた後に連れてってくれてね、野球の話は一切しない」と大先輩の粋な一面を明かし、「頑張ってほしいし、すごく期待しています。勝ってくれたらいいなと、ファンの方と一緒の温度で見ています」と力を込めた。
◆嶋尾康史(しまお・やすひと)1968年5月6日生まれ、兵庫県姫路市出身。86年、東洋大姫路高3年夏に甲子園出場。長谷川滋利とのWエースで8強。同年、ドラフト2位で阪神入団。88年、広島戦で初勝利。92年、自己最多の25試合に登板。右肘の故障もあり96年限りで引退。98年、ドラマ「魚心あれば嫁心」で俳優デビュー。2014年、大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演。プロ通算3勝7敗1セーブ。身長189センチ、体重87キロ。