寺島しのぶ「『トヨエツ』とは仕事できません」広末涼子も納得の強烈な記憶
女優・寺島しのぶが30日、フジテレビ系「ボクらの時代」に出演し、「『トヨエツ』とは仕事できません」と本音を漏らした。
この日は映画「あちらにいる鬼」(11月11日公開)で共演した俳優・豊川悦司、女優・広末涼子とのトーク。ターニングポイントについての話題となり、豊川は「たまたまラッキーなことに、仕事もらえるようになって、それは自分にとって大きなことだったんじゃないかな」とあえて作品名は出さずに答えた。ある程度の知名度を得たことで「仕事のバリエーションをいただいて、自分で選ぶことができたりとか。そういうのは自分だけの力じゃなく、いろんな人の力を借りて。運もあったと思うし」と振り返った。
広末がきっかけになった作品を尋ねても、豊川は「うーん」と明言しなかった。寺島は広末に豊川の代表的な作品を質問。広末は「あの手話の、あれ大好きでした」と豊川が聴覚障がい者を演じた1995年のTBS系ドラマ「愛していると言ってくれ」を挙げた。
これには寺島も「そうだよね」と納得。豊川とは共演経験も多いが「あの時の豊川さんと芝居してると思ったら、芝居できないもん、わたし」と力説した。豊川が演じた聴覚障がい者の画家・榊晃次と常盤貴子演じる女優の卵・水野紘子の繊細で美しい恋愛物語は強烈な印象だったようで「『トヨエツ』はわたしの頭の中から外さないと仕事はできません」ともはや別物扱いだと語った。
広末も豊川と初共演の際には「愛している-」が頭をよぎったと回顧。寺島は「あれはね、もう違う人」と再度主張した。豊川は照れ笑いするばかり。世間に認識されるようになったのは、92~93年に放送されたフジテレビ系ドラマ「NIGHT HEAD」からだと説明した。