石原良純「『辞めます!』がやりたかった?」 成りすましで辞職の福岡市議に理解不能

 タレントの石原良純が30日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。元衆院議員の男性に成りすまして、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を記したビラを配った福岡市議の堀本和歌子氏について言及した。

 番組では、元衆院議員の新開裕司氏に成りすまして旧統一教会との関係を訴えるビラを配布、議員辞職した堀本市議について取り上げた。堀本氏は28日に開いた記者会見で、ビラの配布を認めた上で「間違った正義感でした」などと謝罪、同日、議員辞職した。

 良純は、この堀本氏の行動に関して「成りすましじゃなくて、市議が“この人はこういうことをやってますよ”っていうビラをまく分には良かったってこと?」と率直な疑問を投げかけた。

 犬塚浩弁護士が「自分の名前を出していること自体は基本的には問題じゃないということになりますから、なりすましたことが問題」と解説。良純は「でも会見だと、『真実を伝えたい』うんぬんということを言うんであれば、自分の名前出してやればよかった」と、首をひねった。

 さらには、正体を隠してビラを配るという理解に苦しむ行動と、記者会見で見せた態度とのギャップにも注目。「記者会見は、何か立派にやってるじゃないですか。『辞めます!』って。それがやりたかったんじゃないの?」と話すと、ダウンタウンの松本人志が「承認欲求の強い人なんやろなあ」と推測した。

 良純はさらに「『辞めます!』。そこしかないでしょ。この人、何がやりたかったのか見えない。次の選挙に勝ちたかったとか、その人(男性)の旧統一教会との関係を断罪したかったとか。目的があるはずなんだけど、何にも見えないんだよなあ」と、最後までふに落ちない様子だった。

 MCの東野幸治も「辞職されましたということでございますから。ここだけはすごい潔いというか…。うーん、何とも言えん気持ちというか…」と納得のいかない表情を浮かべていた。

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