「エルピス」安倍元総理映像オンエアされるもTver版では静止画に ネットも気づく
10月31日にフジテレビ系で放送された月10ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い」で、ヒロインの恵那(長澤まさみ)が過去の後悔を振り返るシーンで、安倍晋三元総理の映像などが放送されたが、Tver版ではその部分が静止画となり、ネットでも話題となった。
この日の「エルピス」では、エースアナから製作の墓場といわれる夜の情報番組に飛ばされた恵那が、番組でえん罪が疑われる過去の事件の調査報道をしたいと訴えるも却下。恵那は一人で事件を追うことに。えん罪の可能性がある死刑囚・松本の担当弁護士・木村の元を訪ねた恵那は、自分のキャスター人生について「真実を伝えてくれる、信頼されるキャスターになりたいと思っていました」と切り出し「でもそんな夢は一生叶えられないことを知りました」と寂しげに笑う。
そしてニュース番組のサブキャスターをしていた6年間について「自分があたかも真実かのように伝えた事の中に、本当の真実がどれほどあったのかと思うと、苦しくて苦しくて息が詰まりそうになります」「私には今、罰が当たっているんだと思います」と木村に苦しそうに打ち明ける。
その後シーンは変わり、恵那がランニングをしている風景に。恵那が「NEWS8」で伝えた大きな出来事の回想シーンが流れたが、そこで安倍晋三総理(当時)が、IOC総会で福島第一原発の汚染水問題に懸念がでていることについて説明している映像が流された。恵那はこのニュースに「状況はコントロールされており、東京に決してダメージは与えないと述べ…」とアナウンスしていた。
だがこのシーン、Tver版では、安倍総理が会見する動画ではなく、静止画が使用されていた。
ネットではこの変化に気づいた人も多く「安倍さんのオリンピック招致プレゼンがニュース動画から静止画に変わってるね」「安倍氏のところ静止画に入れ替わってたのか」「TVerでは安倍さんが写真になってたのとオリンピックが東京に決まった時の映像が流れてなかった」などの声があがっていた。