團十郎 村上隆氏作「祝幕」に感激「言葉を失う素晴らしさ」歌舞伎十八番全演目デザイン

 「祝幕」の素晴らしさを熱弁する市川團十郎。右は村上隆氏(撮影・高石航平)
 「2020 十三代目市川團十郎白猿 襲名十八番」
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 先月31日に歌舞伎の大名跡を襲名した十三代目市川團十郎白猿(44)が1日、東京・歌舞伎座で行われた「十一月吉例顔見世大歌舞伎」(7~28日)の「祝幕」お披露目会見に現代芸術家・村上隆氏(60)、映画監督・三池崇史氏(62)と出席した。

 三池監督が襲名関連のドキュメンタリー映画を撮影中であることが縁となり、原画を村上氏が担当。高さ7・1メートル×横31・8メートルの特別な引き幕に成田家のお家芸「歌舞伎十八番」の全演目がデザインされ、中央には團十郎としての初舞台となった「勧進帳」で演じた弁慶が描かれた。

 伝統と技術が融合した“巨大アート”に、團十郎は「言葉を失う素晴らしさと迫力。すごい!」と感激。「いつかお金を貯めて買いたいと思いましたがとても買える金額じゃない。一生懸命働いて、自分の物にしたい」とジョークを飛ばした。

 また、31日から2日間に渡った襲名特別公演を終えて「先輩方の胸を借りてお披露目でき、光栄で幸せでした」と、安どの表情を浮かべていた。

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